腋臭症(ワキガ)手術 反転剪除法 治療の流れ
1、カウンセリング(診察)
まず診察をさせていただき腋臭症手術の適応かどうかを診察します。
手術後のケア・安静を納得していただいた上で手術を行うことになります。
2、術前検査
手術前に必要な検査(血液検査など)を行います。
3.手術
- 腋臭症手術は基本的に局所麻酔(脇の下のみ麻酔をおこなう)で行います。
- 手術範囲は、わきの下の毛が生えているところから約2~3cm広めに行います。
- まず、わきの下のしわに沿って1~2か所約3~4cm程度切開をくわえわきの下の皮膚を剥離します。
- 十分剥離を終えたのち皮膚を反転させることで直視下にアポクリン腺を見ることができます。これを丁寧に切除していきます。
- 十分止血を確認したうえで縫合します。その際にドレーン(血が貯まらないようにする管)を挿入します。
- ガーゼを用いて皮膚が浮かないように固定(タイオーバー固定)。その上からさらに包帯を巻きます。
丁寧にアポクリン腺を切除していきますので、手術時間はおよそ2時間ほどかかります。(30分では終わりません。)
4、手術後のケア
シャワー・入浴について
- 手術当日は入浴を避け、身体を拭く程度にしてください。
- 翌日からは、手術部分を濡らさないように工夫していただければシャワーは可能です。
- 湯船に入れるのは原則として、抜糸後(14日目)から可能になります。
安静について
- 手術後は、ワキの圧迫・安静がなにより大切となります。
- 手術部位の安静が保たれなければ皮膚の部分壊死や、血がたまってしまうことがありますので十分ご注意ください。
- 次回来院時まで固定は外さず、肩は腰に手を当てた角度から大きく動かさないようにしてください。重い荷物の運搬も避けてください。
- 肘から先は動かしても問題ありません。
腋臭症手術(ワキガ手術)は日帰りでも可能ですが、遠方からの方や、術後に不安のある方には入院設備がありますのでご相談ください。
術後スケジュールについて
手術部位の状態によって前後しますが、おおよその経過は下記のようになります。
- 術後 3~4日目 固定していたガーゼ、ドレーンを取り除きます。特に問題がなければ薄いガーゼなどに変更します。
- 術後 7日目 検診 糸を半分抜きます。
- 術後14日目 検診すべての糸を抜きます。腕の伸展・マッサージを開始します。
- 術後1ヶ月目 検診 傷の状況を確認します。
- 術後3ヶ月目 検診 治療効果を判定します。
ワキガ手術・腋臭症手術の合併症について
腋臭症手術は、皮膚真皮内にあるアポクリン腺をできる限り削ぎ取ることを目的とした治療法です。そのため皮膚をかなり薄くしなくては腋臭を抑えることになりません。皮膚自身は数ミリまで薄くなりますので、術後以下のような症状が出ることがあります。手術部位の安静が重要となります。
手術一般の合併症(腋臭症手術に限らず、手術一般に起こりえる症状)
- 感染
- 血腫(血がたまってしまう)
- 部分壊死(症状を軽減するために皮膚を薄くすることで起こることがあります。)など
多くは軟膏処置等で改善してきますが、上記により稀に再手術が必要となることがあります。



















































